最終更新:07/03/01 現在のところ、ロキ防衛はどのサーバーでも一般的な防衛法となっています。 ロキを設置されると、スキルが使えないため、 WP防衛を突破するのが格段に難しくなります。 ロキ上ではスキルを発動させることができないと書きましたが、 具体的には 「詠唱を開始することができない」 です。 詠唱時間0でもダメなものはダメです。 だから何?という話ですが、つまるところ 既に詠唱開始されているスキルならロキ上でも発動するということです。 これを利用して、 「詠唱はWP前で開始し、WP後に発動させる」 という手順を踏むことで、ロキ上で一回だけスキルを発動させることができます。 これが「WP越え」です。 WP越えとは言っていますが、 割りと多くの人が使っているダブルテレポも原理は同じです。 利用法も様々です。 今回はそのやり方を解説していきます。 ****************************************************** ご注意。 サーバーによっては、同盟によっては、ギルドによっては、人によっては 嫌われる行為かもしれません。 ついでに言うと、いつの日か修正が入るかもしれません。 それを理解した上で自己責任での使用を望みます。 当ページの目的は知識の共有化であり、 特定の戦術を否定、あるいは推奨するものではありません。 公式で明記されているバグの利用はまた別です。 ****************************************************** ↓OK? Lv1:ダブルテレポ これは簡単ですね。 使用法 1.テレポートを使う ↓ 2.エンターを押す ↓ 3.画面が暗くなる前に、素早くもう一度テレポを使う ↓ 4.移動後にテレポートが発動する ↓ 5.エンドレス メリットとしては、敵にタゲられずにテレポを繰り返すことができます。 テレポ狩りをしていると、自分はともかく人にタゲを流してしまうことがあるので、 その予防として使えます。 まあハエで事足りますが。 ちなみに3と4の間に「insertを押す」を加えると、座りテレポができます。 手動マニピ状態でテレポできるのでSP効率が若干良くなることでしょう。 その分タイミングは少し難しくなります。 Lv2:スクリーム(寒いジョーク) Gv中に防衛を崩すのに一役買います。 が、決定打にはなりえませんので過信は禁物です。 使用法 1.Gv中に防衛ライン前のWPに立つ ↓ 2.WPに向かって歩きだす ↓ 3.WPに入る直前にスクリームを使う ↓ 4.移動後にスクリームが発動する(無敵状態は維持) あとは抜けるもよし、戻るもよし。 WP侵入と移動の間にラグがあると、WP前で発動してしまうため、使いづらいです。 前衛の突入に合わせて使うことで、魔法火力を下げてサポートします。 タイミングが悪いと無敵が解除されて一瞬で蒸発します。 スクリームに限らず、「ターゲットを指定しないスキル」なら何でも応用できます。 PT支援スキル全般 →わざわざWP越えで使う意味がありません。 歌、踊り全般 →単奏は普通に発動させたままWPを越えられるので、 WP越えで使う意味がありません。全くありません。 自分勝手なダンスでロキペアに嫌がらせできます。10秒後に蒸発します。 効果量が少ないので微妙。 GX(未検証) →不死鎧相手ならそれなりのダメージを与えますが微妙。 所詮は単発。位置関係によっては当たりません。 ゴスペル(未検証) →MAX9999ダメージが狙えるのでロキ潰しには有効かも。 やはり位置関係によっては当たりません。 ハイディング →ローグならノーダメージで魔法地帯を抜けることも可能。 出現位置へのルアフサイトは忘れずに。 ローグ以外でも偵察されたりロキの切れ目を狙われたりします。 フロストノヴァ(未検証) →ジョークの方がまし。かも。 ロキペアが状態異常反撃鎧をつけていることを確認できれば使えます。 凍結率はジョークより高いですが、これをLv10習得しているwizを探すのが奇跡。 メテオアサルト(未検証) →出血を与えられる数少ないスキルですが、vitで完全耐性が得られるため、 さほど価値がないです。ダメージも低すぎ・・・。 オマケ(・ω・)ポリーン WP越えハイディングを利用することによって、 ワープポイントワープポータルの記事で紹介した、 WP直メモを他のプリに分け与えることができます。 メモをとる側のプリがハイドクリップをつける ↓ WP直ポタを出す ↓ ポタにのる直前にハイド使用 ↓ 移動後、WPに入らずにハイディングするのでメモをとる なぜか普通のWP越えよりタイミングがきつくなっています。理由は不明です。 砦のあるMAPでやるよりは別MAPで行い、 ローディングを経由した方が成功率がいいようです。 Lv3:ベノムスプラッシャーで鉄砲玉(未検証) ネタです。 使用法 1.あらかじめギルドを抜けてもらった味方にVSを仕掛ける ↓ 2.ある程度時間をおいて二人ともWPを越える ↓ 3.VSが発動するまで無敵時間を利用して待つ ↓ 4.チュドーン 5x5の範囲にMAX1200%のダメージを与えるので、威力自体はいいのですが・・・ 「分散スプラッシュ」ダメージなので、 密集の代名詞のロキ周辺では悲しいダメージになると思われます。 また、実際に試してないので本当に成功するかどうかは不明です。 Lv4:自己支援 PT支援スキルと同様にわざわざWP越えで使う意味がありません。 使用法 1.WPに向かって歩きだす ↓ 2.WPに入る直前に自分にヒールなどを使う ↓ 3.移動後に発動する(無敵時間は維持) MAPローディングを伴う移動でも発動します。 詠唱の長いスキルをWP越えで使用した場合、移動後に動けない時間が存在します。 これは、詠唱バーがでていなくても、詠唱が継続していることを示しています。 また、MAPローディング中にAlt+スペースで読み込みをしばらく停止させると、 移動後に詠唱を待たずに即スキルが発動します。 つまり、MAPローディング中も詠唱時間がカウントされています。 これは、詠唱は間違いなくWPに入る前に開始されていることの証明となります。 Lv5:合奏 ジークフリードを使う場合で説明します。 必要なもの PTメンバー分のイビルドルイドcとジャックc フリルドラc 使用法(バードがWPを越える場合) 1.防衛ライン前のWPにダンサーが立つ(WPのすぐそばに立つこと) ↓ 2.フリルドラcを装備したバードがクローキングでWPの上に乗る (当然ながら、この時協奏者と隣り合う位置に立つ) ↓ 3.バードがジークフリードを使用する ↓ 4.バードのクローキングが解除され、移動し、移動先で合奏が発動する ↓ 5.10秒後に蒸発 現在、ジークフリードには謎仕様が多く、使うにはコツが必要です。 謎仕様↓ ジーク範囲から出た場合、全ての状態異常耐性が消滅します。 範囲内でも状態異常防止cの効果が発揮されません。 ただし、ステータスのみで完全耐性を得ている場合に限り、防御できます。 リログすると治ります。 恐らくは状態異常耐性を50%に固定する→範囲外にでたら0%に戻る、という処理が あまりにも忠実に実行されているためだと思いますが、詳細は不明です。 マルクcをつけていても50%に固定されてしまうので、 凍結を防ぐ手段はイビルドルイドcのみということになります。 例えロキ潰しに成功しても、リログするまで状態異常耐性0の呪いは続くので、 ジークフリードを利用するPTメンバーは全員イビルドルイドcをつけなければいけません。 もうひとつの特殊な仕様として、 属性耐性が80%得られますが、これは加算で計算されます。 ゆえに、ジャックマフラをつけることで、メテオストーム、FWへの完全耐性が得られます。 マルスcならSG完全耐性です。 この完全耐性を利用してロキペアを倒します。 ただし、合奏を発動しているバードにはジークフリードの効果がないため、 あっという間に蒸発するかもしれません。 ダンサーバードを2組用意して、ジークフリードを2枚発動させれば、 演奏者にももう1枚のジークフリードがかかるため、安定します。 コストがかかりまくるだけあって強いです。 防衛側はかなり苦しいと思います。 ただ、協奏者もWP前で演奏モーションをとっているため、行動できません。 そこをついて阿修羅で協奏者を倒せば演奏は中断されます。 攻撃側は保険として献身などの対策が求められるでしょう。 その他の合奏 イビルドルイドcがいらないので、気軽に試したい場合はこちら。 子守歌 →睡眠に限り演奏が中断されないという絶妙なバランスのため、微妙。 BDS防衛をしている相手には有効です。 戦太鼓の響き →魔法火力が即死級でなく、回復アイテムでどうにかなるレベルなら、 こちらで一気に押し込むことも選択肢に入ります。 ニーベルングの指輪 →Lv4武器のみという制限がきつい。 Lv3武器にもかかるようになる予定はありますが、いつになるんでしょうね。 Lv6:ストームガストetc. これは時計塔でのみ使えます。 なので、Gvでの応用はできません。 使用法 1.時計塔2Fのランダムワープの前に立つ ↓ 2.WPに向かって歩きだす ↓ 3.WPに入る直前に地面に向かってSGを使用 ↓ 4.運よく同じ場所へワープすれば、SGが発動する (他の人には無詠唱でSGを発動したように見える) 宴会芸にでもお使いください。 ただ、同じ所に戻される確率が1/3?のため、うまく決まるかどうかは責任持てません。 そもそも、なんで同じ所に戻されるんでしょ。 ランダムとはいえ、無意味すぎるような気がします。 もしかすると、本から逃げる哀れなマジシャンをぼこぼこにする罠かもしれません。 皆さんも気をつけましょう。 この技はあらゆる地面指定スキルで使うことができます。 ただし時計塔限定です。わーい。 L4砦のランダムワープでも使えるかもしれませんが未検証です。 Lv7:ファイアーボルトetc. Lv6と同じノリです。 使用法 1.時計塔2Fのランダムワープの前に適当なmobを引っぱってくる (本はお勧めしません。ガブガブ。) ↓ 2.WPに向かって歩きだす ↓ 3.WPに入る直前にmobに向かってFBを使用 ↓ 4.運よく同じ場所へワープすれば、FBが発動する (他の人には無詠唱でFBを発動したように見える) 唯一のメリットは詠唱反応されないことでしょうか。 ****************************************************** さて、そろそろ本題に移りましょう。 前フリが半分以上占めているのは仕様です。 今までずっと 「他人を指定するスキルをWP越えで使うことは不可能である」 と言われてきました。 しかし、同じく不可能とされていた地面指定スキルも、 条件さえ揃えば可能であることが、↑の検証により確認されました。 そもそも自分を指定すればWP越えにヒールすることができるのです。 本当に他人だと無理なのでしょうか。 ---------------------------ここから読み飛ばせ---------------------------- スキルを発動させるのに大切なポイントは2つ。 1 詠唱開始時に対象が射程内、かつ、射線が通っている。 2 詠唱完了時(発動時)に対象と射線が通っている。 自分を指定するのであれば、1も2も容易に満たすことができますが、 他人だとどうでしょうか。 プリが被験者Aにキリエエレイソンをかけてみます。 プリとAがWP前に立つ ↓ プリはWPに入りつつAにキリエエレイソンを使用 ↓ 直後にAもWPに入る という手順を踏みましたが、キリエエレイソンは発動しませんでした。 なぜキリエかといいますと、 キリエは「詠唱完了時射線無視スキル」だからです。 簡単に言えば、詠唱さえ始まれば対象がどこへ逃げても、テレポしてもかかるスキルです。 そのキリエが発動しないということは、詠唱すら始まっていない、ということを示しています。 しかし Lv4に書いたとおり、 WP前で詠唱開始していることは証明されていますので、矛盾が生じてきます。 WP前でキリエを使ったときは、確かに隣同士にプリとAはいたのです。 なぜ、詠唱が始まらないのでしょうか。 これらの結果から立てられる仮説は 「詠唱開始はWP前だが、詠唱開始の射線チェックは移動後に行なわれている」 です。 つまり、プリの移動が完了した時点ではAと射線が通っていないため、 タゲが切れてしまっていると思われます。 これはかなり大きな壁です。 しかし諦めたらそこで試合終了です。 負けるわけにはいきません。 要するにタゲが切れなければいいのです。 プリとAがWP前に立つ ↓ プリはWPに入りつつAにキリエエレイソンを使用 ↓ 直後にAもWPに入る ↓ Aの方が先に移動完了する ↓ プリも続いて移動完了する ↓ プリとAの間で射線のチェック ↓ 同じセルに立っているので射線が通る という感じになれば全ての条件を満たし、スキルが発動するはずです。 しかし、先にWPに入った方が後からでてくる、という条件を満たすのは少々厄介です。 そこで、WPに入るタイミングを「同時に」します。 2人とも移動しながらWP越えのタイミングでスキルを使うわけです。 かなりシビアなタイミングになります。 そして、プリの側の回線はAよりも低速なものである必要があります。 実際に低速な回線を使うか、レジストリを操作します。 どれくらい差があればいいのかわからないのでとりあえず極限まで絞ってみます。 それでも動作するROに感動。 ここまで準備できたら実行です。 1.プリとAがWPから少し離れて「並んで」立つ ↓ 2.何らかの合図で2人が「同時に」WPをクリックする ↓ 3.並んで歩き出したら、プリはWPに入る直前にAにキリエを使用 ↓ 4.同時にWPに入るが、Aの方が先に移動完了 ↓ 5.遅れて、プリが出現、と同時にAにキリエが発動 という結果になりました。 速度増加、ブレッシングなどでも試しましたが、全て移動先で発動しました。 試行場所も変えましたが、同様に発動しました。 砦内でも成功しましたが、Gv時間中の検証は行なっていません。 Gv時間外の砦は軽すぎて回線速度による差がでないことがありますので、 プロ精錬所内などの重いMAPを選んだ方が実験にはいいかもしれません。 -------------------------ここまで読み飛ばせ-------------------------- 「結論:WP越えでターゲット指定スキルを使うことは可能」 です。 使い道はただひとつ、WP越え献身です。 SGを撃つもよし、叫ぶもよし、EDPでも阿修羅でも、と夢が広がりそうですが、 以下の理由により、実際のGvで使うのは限りなく不可能だと思われます。 「ラグが起きると失敗する」 同時に歩きだすにも、同時にWPに入るにも、 ラグが少しでも挟まると失敗する可能性大です。 また、WPに入る前にラグがあるとWP前でスキルが発動してしまいます。 「同期がとれずに落ちる」 2人の間にどれくらいの回線速度差があればいいのかは全く不明です。 また、防衛ライン突入時は最も負荷のかかる瞬間です。 普通の回線を使っている人でも「ER入った瞬間落ちた」という話はザラなのに、 超低速回線で耐えられるとは思えません。 ****************************************************** 実際、検証での成功率は5割もいってないと思います。 大半が操作ミスによる失敗なので極めれば極まるかもしれませんが、 ↑の現実があるため、実用には堪えないでしょう。 Gvの重さにちょうど合うくらいの回線速度に調節すればいいのかもしれませんが 防衛の規模によっても変わってくるでしょう。 サーバーによっても重さは大きく違うことでしょう。 当ページはこれ以上の調査はしないこととします。 というかもうやりたくないです。 それでも試す人はくれぐれも自己責任においてお使いください。 この記事の作成にあたり、 たくさんの人に検証を つきあってくださった皆様、ありがとうございます。 (06/03/21追記05/16改稿) クラウン・ジプシースキル「私を拘束しないで」のスキルを使うと、 合奏をしながら歩くことができます。 合奏発動者がこのスキルを使用してWPを越えると、移動先で合奏が発動します。 つまり、フリルドラcがなくてもWP越え合奏が使えることになります。 ご参考までに。 ただこのとき、後に残された協奏者は拘束スキルを使用してはいけません。 合奏が消滅してしまいます。 これは「拘束しないで状態で合奏の外に出ると合奏が消滅する」という仕様のためです。 合奏を発動している側もこの仕様のため、 ガンバンテインで足元の演奏を消されると、合奏は途切れてしまいます。 フリルドラcを使えば、この現象は起きないので、 一概に転生職サイコー!というわけでもございません。 (06/06/05追記) レジストリで回線速度をいじらなくても、WP超えに献身をかけることは可能のようです。 ↑一例ですがこのような位置関係で立ちます。 プリーストがスキルをかける側です。 ここからWPに向かってまっすぐ歩きだします。 歩き出したらすぐにキリエエレイソンのSCを押して、 ターゲット待ち状態にしておきます。 ↑カーソルの位置まで歩いて来た瞬間に、 スキルの受け手(ここではモンク)にWPに入るようお願いしておきます。 つまり、1セル分だけプリーストより早くWPに入ってもらうわけです。 モンクがWPに乗って、姿が消える寸前にモンクをクリックしてキリエを詠唱させます。 この時、プリーストもWPに乗る直前じゃないと成功しません。 WPより1セル以上スペースがあると、その場で詠唱開始になってしまいます。 見事成功なら移動先で2人重なった状態でキリエが発動します。 成功率は2割くらいでしょうか。 まあ、実用に使おうとは思わないほうがいいのだと思います。 (07/03/01追記) 2月時点でまだこのテクニックが使用可能なことを確認しました。 献身でも成功することを確認しました。 この画像ではあんまり分からないと思いますが、 スナイパーへのWP超え献身が成功した瞬間です。 ちなみに、あまりにも失敗しすぎたので、 スナさんは成功したのに元の位置へ反射的に戻ろうとしています。 ある意味壮絶なネタです。 それくらい成功率はお察しくださいな感じ。 極めて5割でしょうか。
by eaglewind3
| 2006-02-01 01:52
| 戦術考察
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